YAHOO!ニュースの「それ、危険かも!QRコードを悪用した、新手な「家賃振り込み先変更詐欺」には要注意!」という記事で、「家賃の支払いがオンライン決済になりました」などの嘘の内容のチラシを郵便受けに投函して、お金を騙し取るという手口が紹介されていました。
巧みな詐欺で、少し感心してしまいました。家賃は月々の支払いで、2〜3回程度の滞納が積み重ならないと連絡が来ないこともあるので(回収業者が代行している場合は1回で連絡が来るのが普通かも?)、気付くのが遅くなってしまうという特徴があります。そのため、騙し取られたことが分かった頃には、詐欺師は口座を閉じて預金を回収してしまっているという可能性が高くなってしまいます。
また、QRコードを使って、被害者が自分で手続をその場で簡単にできるようにしている、というのも巧みです。振り込め詐欺では、銀行員が監視することで一定の防止効果を得ることもできましたが、スマホで簡単に手続ができてしまうとなると、止めることは難しくなります。
振り込め詐欺とは被害者層も変わってくると思いますので、対策を立てるのも難しいかもしれません。
何はともあれ、このような詐欺の対策は、相手方の手口を広く知ることです。手口をたくさん知っていれば、「これ詐欺かも?」と気付くことのできる機会も増えるはずです。