viというテキストエディタがあります。カーソル移動モードやテキスト入力モードなど、モードを切り換えながらテキスト入力を行うエディタで、Microsoft Wordやメモ帳とは編集方法が根本的に異なります。カーソル移動も、上下左右の方向キーを使わず、JやKなどの英文字キーを使います。極力、ホームポジションから指を動かさずに編集をすることができるというのが特徴です。

初心者お断りで、こんなもの一体誰が使うんだというようなテキストエディタなのですが、プログラミングと相性が良くなっており、相当の訓練を前提としますが、メモ帳などに比較して何倍も高速にテキスト編集を行うことができるようになります。

現在、最も人気のあるプログラミング用のエディタはVisualStudio Codeだと思われます。このエディタにVSCodeVimという拡張機能を導入すると、vi風の操作ができるようになります。

分かりやすさのため、コメントは日本語で入力しているのですが、VSCodeVimを使っていると、コメント入力前後は次のような操作になります。

  • 「i」キーで入力モードに入る
  • 「かな」キーで日本語入力に切り換える
  • コメントを入力する
  • 「esc」キーで入力モードを終了する
  • 「英数」キーで英数入力に切り換える
  • 「j」キーでカーソルを移動する

入力モードを終了したあと、英数入力に切り換えるのを忘れると、カーソルを移動させようとしても全角のjが入力されるなどして、「あっ」となってしまいます。これが頻発するので、入力モードを終了したとき、自動的に英数入力に戻るようにしてほしいと思うわけです。

これは公式のドキュメントにも書かれており、「Input Method」のセクションに書いてあるとおりに実行すれば、実現できるようになります。ただし、Windows環境では工夫が必要になるそうなので、要注意です。mac環境では、注意が必要な点はありません。