Factorioには、工場建築の基礎を学ぶためのチュートリアルが用意されています。無料のデモ版では、このチュートリアルを遊ぶことができます。もちろん、製品版でも遊ぶことができます。
ここでは、チュートリアルの攻略を紹介しながら、Factorioの基本を解説していきたいと思います。
まずは、起動すると表示されるメインメニューで「シングルプレイ」を選択し、「ニューゲーム」に進みます。

シナリオから「チュートリアル」を選びます。右下でチュートリアルのレベルを選ぶことができ、まずは最初のレベルである「墜落」を選びます。「プレイ」を押せば、ゲームスタートです。

工場長(エンジニアという名前が付いていますが、なじみ深い「工場長」と呼ぶことにします。)は、脱出装置のおかげで命だけは助かったようです。所持品は何もなく、付近には宇宙船の部品が散らばっています。Factorioは、基本的に、このように何も持たない状態、周りに何があるか分からない状態で始まります。周囲の探索や、それに必要なアイテムの製作は自分で行わなければなりません。

このゲームは、キーボードのWキーで上、Aキーで左、Sキーで下、Dキーで右に工場長を移動させます。ゲームパッドを使う場合は方向キーで移動できるようですが、ここでは基本的な操作方法であるキーボードとマウスを使った説明を行います。慣れてくれば自然と操作できるのですが(ときどきズレる)、初めての場合は戸惑うかもしれません。macOSでプレイしている場合、日本語入力モードになっていると画面上に「っ」が並ぶことになるので、日本語入力モードは解除しておきましょう。
「脱出ポッドの中に使えそうなものがないか調査しましょう。」と案内されるので、脱出ポッドにマウスカーソルを合わせて左クリックします。脱出ポッドの中身を見ることができ、鉄の歯車が入っています。このような導入を見ると、各地にアイテムが格納されたポッドのようなものが点在していて、探索の楽しみがあるのではないかと思ってしまうのですが、そのようなものは一切ありません。墜落した宇宙船以外に、アイテムが格納された収納用施設は一切登場しません。

鉄の歯車を回収すると、次は鉄鉱石を採掘するように指示されます。工場長が「道具は持ってないからな…」と独白していますが、これは「自動的に採集してくれる道具」を持っていないということであり、工場長は採掘用のつるはしを常備しているので、自力で鉄鉱石を採掘することができます。今後、宇宙旅行をするときは、手荷物につるはしを入れ忘れていないか確認するようにすると良いですね。

鉄鉱石の鉱脈にマウスカーソルを合わせて、右ボタンを押し続けると工場長が採掘を始めます。このとき、工場長自身を採掘しようとする鉱脈の隣接するマスに移動させなければ、採掘することはできません。また、右ボタンを押しているときに指を離してしまうと、採掘を途中で止めてしまいます。採掘を始めると進捗がプログレスバーで表示されるのですが、端に行きつく前に止めると採掘が終わりません。欲しい数の鉄鉱石が手に入るまで、右ボタンを押し続けます。

鉄鉱石を5個入手すると、「石の炉を作りましょう」と案内されます。ここでEキーを押すか、画面の左下にある工場長が表示されているボタンを押すと、インベントリを開いて持ち物を確認すること、新しいアイテムを製作することができます。「製作メニュー」と名前が付いた領域を見ると、いくつかのアイコンが並んでいます。マウスカーソルをそれぞれのアイコンに合わせると、そのアイコンが示すアイテムの情報や、必要な素材が表示されます。

石の炉を作りたいのですが、所持品は鉄鉱石と鉄の歯車だけなので、「0/5×石」と赤色で表示されており、製作するには素材が足りないということが分かります。そこで、石の炉を製作するために石を集めます。

石を5個以上集めたら、再びインベントリを開きます。「製作メニュー」で石の炉を左クリックすると、製作した石の炉が手荷物に追加されます。「手荷物」の方に追加された石の炉を左クリックすると、アイテムの設置モードになり、マップ上に置く場所を選ぶことができます。今回はどこに置いても構わないので、近くにポンと置きましょう。配置の確定は左クリックです。キャンセルはESCキーまたはQキーを押します。
石の炉では、鉄鉱石に熱を加えて鉄板に加工することができます。そのためには熱源が必要なので、燃料となる石炭も集めておきます。

石の炉にマウスカーソルを合わせて左クリックすると、石の炉の内容を見ることができます。左側の四角には材料を入れ、ガソリンスタンドのアイコンが表示された四角には燃料を入れます。材料と燃料が投入されると、石の炉は自動的に加工を始め、右側の四角に完成品が置かれます。

燃料アイテムの横にある赤いバーは、石の炉に投入されている燃料の残りエネルギーを示しています。ガソリンスタンドのアイコンに表示されているアイテムは、控えの燃料になります。現在の燃料が使い終わると、自動的に、控えの燃料が石の炉に投入されます。この挙動は、石の炉に限らず、燃料を使う施設すべてに共通しています。
また、石の炉には鉄鉱石のほか、銅鉱石や石を材料として投入することができます。投入された素材に応じて、アイテムが完成します。今はまだ登場していませんが、組立機という施設は、製作するアイテムを予め指定しなければ動作しません。石の炉は組立機と違い、レシピを設定しなくても、材料を投入するだけで動いてくれます。逆に言えば、予めレシピを設定することができません。

工場長が「自動で採掘できないだろうか?」と言い始めるので、次は燃料式掘削機を作ります。これを使えば、鉄鉱石や石炭を工場長が手掘りする必要はなくなり、機械が自動的に採掘をしてくれるようになります。
いつの間にか燃料式掘削機が作れるようになっているので、石の炉と同じ要領で必要な素材を確認します。鉄板3個、鉄の歯車3個、石の炉1個が必要です。脱出ポッドの中から鉄の歯車2個を入手しているので、足りない鉄の歯車は1個です。鉄板2個から鉄の歯車1個が作れるので、合計で鉄板5個と石の炉1個が必要になります。石の炉を左クリックして内容を開いたあと、完成した鉄板を左クリックしてから手荷物の領域に動かして取り出し、石の炉を作るために石を追加で採掘します。

必要な素材が集まったら、「製作メニュー」にある燃料式掘削機を左クリックします。すると、製作可能な必要素材も一緒に作成してくれます。鉄の歯車1個が足りないので、まず先に鉄板から鉄の歯車を作らなければならないのですが、その手間を省くことができるということです。画面の左下には製作中のアイテムが表示され、完成までの時間が明るい色でオーバーラップされて分かるようになっています。なお、完成前にアイテムが表示されたボタンを左クリックすることで、製作を中断することができます。

燃料式採掘機が完成したら、Eキーでインベントリを開き、製作した燃料式採掘機を左クリックで選びます。石の炉のときと同じく設置モードになりますが、燃料式掘削機は鉱脈の上にしか置くことができません。鉱脈ではない場所に置こうとしても、エラーメッセージが出て配置されません。一方、石の炉など多くの施設は、障害物がなければどこにでも置くことができ、鉱脈の上でも置くことができます。そのため、燃料式掘削機で鉄鉱石を採掘し、隣接して置いた石の炉で鉄板に加工するという芸当もできます。
名前の通り、燃料式掘削機には燃料が必要なので、石炭を追加で採掘して、石の炉と同じように石炭を投入します。
燃料式掘削機を左クリックしたときに表示される掘削機には、黄色の矢印が表示されています。これは、採掘した石炭などが吐き出される場所を示しており、矢印の先のマスに採掘した石炭などが配置されます。

燃料式掘削機は、何もしなければ、掘った石炭を地面にそのまま置きます。そしてさらに石炭を掘るのですが、次に掘った石炭を地面に置こうとして、先に掘った石炭が地面に置かれたままだと、新しく掘った石炭を置くことのできる場所がないため燃料式掘削機は動作を止めてしまいます。「生産過剰」の状態です。
掘削機が吐き出した石炭を一個ずつ手で回収しなければならないのでは自分で採掘するのと大差が無いので、多数のアイテムを格納できる収納施設を設置して、その収納に採掘した石炭が貯まっていくようにします。最も簡単な収納施設は、木材を加工して作る木製チェストです。
木材が必要になるので、鉄鉱石を採掘したのと同じ要領で、周辺に生えている木を切り倒します。マウスカーソルを木に合わせて、工場長を隣接するマスに移動させ、右クリックで伐採します。

製作メニューで木製チェストを選び、集めておいた木材で製作を開始します。

完成した木製チェストを、燃料式掘削機の矢印の先に置きます。正しい場所に木製チェストを設置すれば、燃料式掘削機が採掘した石炭は木製チェストの中に貯まっていきます。間違った場所に置くと、いつまで経っても木製チェストの中には何も貯まりません。

貯まった素材を取り出せば、最初のチュートリアルは終了となります。
このチュートリアルでは、Factorioの基本中の基本を学ぶことになります。動かし方や操作方法はもちろんですが、ゲームの流れも学ぶことになります。
採掘 → 加工 → 製作
この流れが、全ての基本となります。
Factorioに登場する基本的な素材は、
- 鉄鉱石(鉄板や鋼材を作る)
- 銅鉱石(銅板にした後、銅線に加工し、電子基板を作る)
- 石(石レンガを作る)
- 石炭(燃料や爆薬の材料になる)
- 水(蒸気機関で発電するのに必要)
- 木材(電力網を構成する電柱を作るのに必要)
です。他にもありますが、ゲーム中盤から終盤でしか現れないものになるので、ここでは説明を省きます。
これらの基本的素材を加工して、鉄板や電子基板などの中間的な素材を作り、さまざまな施設を製作したり、テクノロジーの研究を進めていき、ロケットを打ち上げるのが最初の目標になります。
それらを工場長一人で行うことはできないので、採掘・加工・製作の全工程を機械で自動化することが必要になります。この自動化を、いかにして実現するか、そして、いかにして効率化するか。それを考えていくのがFactorioです。
チュートリアルの次のレベルでは、自動化を行っていくことになります。