Factorio

Factorioというゲームをご存知でしょうか。公式ホームページでは以下のように紹介されています。

Factorio is a game in which you build and maintain factories.

https://www.factorio.com

Factorioは、工場を建設して運用管理するゲームです。

これだけ聞くと、何が楽しいの? と不思議に感じると思います。原料の調達、加工、出荷というプロセスを行う工場を建設していくのですが、利用する装置や配置などは、自分で自由に決めることができます。最終的なゴールは決まっているものの、そこに至るまでの道程は何も決まっていません。自由な創造性が、このゲームの醍醐味です。姿形は異なりますが、マインクラフトのようなもの、と考えてしまってもよいと思います。

プレイヤー(俗に「工場長」と呼ばれる)は、未開の惑星ナウヴィスに不時着します。その惑星には鉄や銅などの資源があり、広大な土地があります。プレイヤーは、この惑星から脱出するため、採掘した資源を加工して装置や素材を作成し、様々な道具を作り上げます。最終的には、ロケットを作り出して打ち上げることが目的です。(なぜか自分は乗り込まず、ロケットだけが宇宙に行きます。)

拡張コンテンツSpaceAgeを導入するとロケットに乗ることができるようになり、他の惑星に赴いて開発を続け、宇宙の果てに到達することが目的になります。(あれ? 地球に帰るんじゃないの?)

こんな壊滅的な墜落事故でも無傷の工場長

不時着した惑星ナウヴィスには、虫型の原住民であるバイターが多数生息しています。バイターはプレイヤーを見つけると、暴力的に襲いかかってきます。プレイヤーが作成した様々な装置は汚染を生み出すのですが、バイターは人工物による汚染を嫌うため、感知すると汚染源を排除するために大挙して襲いかかってきます。時間が経過すると、バイターは進化して、より強力な大型生命体になっていきます。

敵が襲撃してくるという要素があるため、単なる工場建築ゲームではなく、タワーディフェンス風ストラテジーゲームの要素も持っています。主人公は様々な防衛装置や弾薬を作り上げ、襲いかかってくる原住民を排除しなければなりません。自動で銃撃を行うタレットを配置したり、地雷を埋設したりして、原住民とよく「話し合い」、当方の立場を「ご理解」いただきます。なお、ゲームモードを変更することで、バイターなどの敵性を失わせたり、敵対生物そのものを消し去ることもできます。マインクラフトのクリエイティブモードのようなものです。

最終的な目標を達成すればよい(実は達成しなくても構わない)ので、いかに効率的な工場を設計するか、いかに拡張性の高い工場を設計するか、など、プレイスタイルは人によって異なってくるでしょう。ゲームというよりも、シミュレーターと言った方が正しいのかもしれません。

このように極めて自由なゲームであるFactorioについて、そのテクニックやストラテジーを紹介・考察していきたいと思います。

Factorioは動作プラットフォームが多く、Windows、macOS、Linux、Nintendo Switch、Nintendo Switch2で遊ぶことができます。公式サイトで購入することができるほか、SteamGOGなどで入手することもできます。オリジナルは英語版ですが、しっかりと日本語化されているので、不自然さはありません。

アップデートは比較的頻繁に行われています。ほとんどはバグ修正ですが、ときどきバランス調整が入ることもあります。ユーザーインターフェイスの改良が入ることもあります。ただし、開発者が、もう新機能の追加は行わないとアナウンスしているため、今後、拡張コンテンツの追加や新しいバージョンの作成が行われることは無いと思われます。

ただし、FactorioはMODと呼ばれるユーザーが作成可能なゲームの拡張機能をサポートしているので、有志が新しいコンテンツを開発していくかもしれません。すでに膨大な量のMODが作成されて公開されており、新しい資源や道具のほか、敵や惑星を追加することもできます。それらも含めれば、Factorioの世界は実に広大です。

公式サイトでは35.00米ドルで販売されています。公式が「セールは行いません」と宣言しているので、Steamなどで安売りされることはありません。買い時は、欲しいと思ったときです。チュートリアルを遊べる無料のデモ版もあります。特定のシチュエーションから特定の目的を達成してFactorioの遊び方を学ぶという、いわゆるキャンペーンモードなので、セーブデータの引き継ぎなどはありません。