Amazon.co.jp / 綾辻行人「奇面館の殺人 (上)」
Amazon.co.jp / 綾辻行人「奇面館の殺人 (下)」
館シリーズ第9弾。
鹿谷門実が、とある人物になりすまし、仮面を被って過ごすという催しに参加することに。その催しで繰り広げられる惨劇を描いた物語です。
およそ現実味のない設定ですが、中村青司の館の話になると、まぁあるかもね、という気持ちになってしまいます。
季節外れの大雪で外界と隔絶された奇妙な館。このシリーズは館をテーマにしており、外界と自由に行き来できると話しが成り立たないものが多いので、大雪だったり台風だったり、毎回毎回、とんでもない自然災害に見舞われてしまうのは仕方ありませんね。ただ、そろそろ、新しいパターンも考えてほしいところです。ちなみに、私は何も思いつきません。何かありますかね。
他の作品同様、これまでの作品を読んでいなければ分からない、ということはないのですが、登場する小物であったり、人物であったりが、これまでの作品に関係するものだったりするので、読んでおいた方が楽しめると思います。