[su_heading]仮想PCとは[/su_heading]

 仮想PCとは,コンピューターをエミュレーションするソフトウェア技術のことです(正確な定義が見つからなかったので自分の理解を書いています)。Wikipediaではx86仮想化という言葉で説明されています。
 使っているコンピューターの中に,もう一台の仮想的なコンピューターを作り出すという技術です。あまり一般のユーザーには関係のない技術ですが,Windowsを使いながらLinuxでソフトウェア開発を行う場合や,安全な環境でソフトウェアの動作テストを行うような場合に用いられます。
 今回,VirtualBoxというソフトウェアを使って,Windows 8.1にUbuntu(Linuxのディストリビューション)をインストールしてみたので,その方法などをメモしておきたいと思います。

 仮想PCを実現するWindows向けソフトウェアのうち,有名なものは次のとおりです。

VirtualBox
米Oracle社がGPL v2ライセンスで配布しています。
VMware
米VMware社が販売している製品群です。用途に合わせていろいろなバージョンがあり,無償評価版も用意されています。以前は無償版も配布されていたのですが,無くなってしまったようです。
Windows Virtual PC
米Microsoft社が無償で配布しています。

 どれを使ってもよいのですが,仕事で使わなければならないような場合は,周りの人が使っているものを使うとよいでしょう(問題が起こったときに対処法などを聞くことができます)。性能的には大差ないようです。

[su_heading]VirtualBoxのインストール[/su_heading]

 VirtualBoxのダウンロードページから,使用している環境に合わせたインストーラーをダウンロードして,実行します。

VirtualBoxのホームページ

VirtualBoxのホームページ

 インストーラーは,とくに設定をする必要もなく,指示に従って進めていけば問題ありません。インストール先を変更する場合などは,変更先を指定するなどします。

VirtualBoxのインストール

VirtualBoxのインストール

 インストールをしている最中,一瞬だけインターネット接続(LANも含めたネットワーク接続)が切れます。別の作業をしている場合には,一時中断するなどしましょう。

ネットワーク切断の警告

ネットワーク切断の警告

 インストールが終わると,スタートメニューなどに「Oracle VM VirtualBox」という項目が追加されています。これを選んで,VirtualBoxを起動します。
 最初は仮想PCが作成されていないので,何も表示されていません。

最初にVirtualBoxを起動した状態

最初にVirtualBoxを起動した状態

 「新規」アイコンを選んで,仮想PCの作成を始めます。
 まずは,ゲストOS(仮想PCにインストールするOS)を設定します。今回はUbuntuをインストールするので,Linuxを選びます。
 名前には,好きな文字列を設定できます。何のために使用する仮想PCなのか,分かりやすい名前を付けましょう。

仮想PCのゲストOSを設定

仮想PCのゲストOSを設定

 次は,仮想PCが使用するメモリーのサイズを設定します。
 コンピューターに装着されているメモリー量との兼ね合いで設定してください。ここでは2GBに設定しました。

仮想PCのメモリーサイズを設定

仮想PCのメモリーサイズを設定

 次は,仮想PCが使用するディスクを設定します。
 新しいハードディスクを追加する必要はなく,仮想化ソフトウェアを動かしているシステム上のファイルが仮想ハードドライブとして扱われて,そこにデータの読み書きが行われます。
 仮想ハードドライブを新規に作成することもできますし,他の仮想化ソフトウェアで使用していた仮想ハードドライブを使用することもできます。ここでは,新規に作成することにします。

仮想PCのハードドライブを設定

仮想PCのハードドライブを設定

 いくつかの形式を選ぶことができます。特別な理由がなければ,最初に選択されている形式を選んでおけばよいでしょう。

仮想ハードドライブの形式を設定

仮想ハードドライブの形式を設定

 仮想ハードドライブを可変サイズにするか,固定サイズにするか,選択することができます。
 可変サイズの場合,必要に応じてファイルのサイズが増えていきます。最初に作成されたとき,使われるファイルのサイズは2MBですが,予め設定した上限に達するまで,自動的に増えていきます。なお,一度増えたら,あとから減らすことはできません。
 固定サイズの場合,最初から設定されたサイズのファイルが作成されます。こちらの方が,パフォーマンスは良くなります。

仮想ハードドライブの挙動を設定

仮想ハードドライブの挙動を設定

 最後に,仮想ハードドライブの上限サイズを設定します。また,ファイルを作成する場所を指定することもできます。

仮想ハードドライブのサイズ上限を設定

仮想ハードドライブのサイズ上限を設定

 これで,仮想PCが作成されました。

作成された仮想PC

作成された仮想PC

[su_heading]Ubuntuのインストール[/su_heading]

 Ubuntuのダウンロードページから,ディスクイメージ(isoファイル)をダウンロードします。

(執筆中)