NHKの「あさイチ」で,むだづかいを防止するための方法というものが紹介されていました。
その内容は,消費者心理に働きかける販売方法や,消費者が陥りやすい思考を解説し,対策を講じるというものでした。
消費者には,一般的に,周囲の影響を受けやすい傾向があると思われます。国によって傾向の違いはあると思いますが,世界中で研究がなされていることから考えれば,これは日本に限ったことではなく,世界で共通していることなのではないでしょうか。
衝動買いなどをしてはならない,と言うつもりはありません。
ただ,販売者に踊らされるのは,やめた方がいいように思います。
というのも,販売者は,自身の売上げを伸ばして利益を増やすことが第一であり,消費者の利益など考えていないからです。消費者が何かしらの利益を得たとしても,それは付随的なものであって,販売者が目的としているものではありません。
消費者が「欲しい」と思って買ったとしても,それは販売者の売り方によって思わされたものにすぎず,「必要」なものではないかもしれないのです。
必要でないものを購入することは、購入後に問題が発生する可能性を生じさせます。
うまい使い方を見つけたりすればよいのですが(本末転倒ですけれども)、本当に使い物にならないものであることもあります。また、期待していた性能や機能を備えていなかったということもあり得ます。
ぜひ、賢い消費者になって、本当に必要なものだけを買い求めるように、気をつけてください。
購入後に問題が起こったときの弁護士なのではないか、と思うかもしれませんが、購入後に問題を解決しようとするのは、かなり困難な場合が多くなります。
最悪の場合、返品等できずにお金は戻らず、問題解決のための時間と労力だけが消えてしまった、ということもあります。
問題を未然に防ぐことが一番です。