プログラミングとは何か

 突然ですが,しばらくの間,プログラミングについて書きたいと思います。
 このところ,事務所ホームページの更新をサボっており,コンテンツの拡充をしなければと思っていました。ブログを書こうとして,仕事のことばかりではなく,もう少し自分のバックグラウンドについて書いた方がいいのかな,と考え,出てきたのがプログラミングという話題でした。
 プログラミングに詳しい方々は昔を思い出しながら,あまり知らない方々はこういう世界があるのだと思いながら読んでいただければと思います。

プログラミングとの関わり

 私がプログラミングと関わり始めたのは,小学校高学年の頃で,20年以上も前のことでした。
 親が買ってきたファミリーベーシックというコンピューターに触れたのがきっかけでした。
 そこでプログラミングというものの存在を知り,それから他のコンピューターでもプログラミングをするようになっていきました。
 たくさんのコンピューターがあったわけではありませんが,MSXというホビー用コンピューターや,電卓サイズのポケットコンピューターで遊んでいました。
 その後,色々なプログラミング言語を学んで,さらに深く付き合っていくことになります。

なぜプログラミングをするのか

 ずっと以前は,プログラミングくらいしか,やることがありませんでした。
 今は,インターネットで検索してダウンロードすれば,ゲームでも,オフィスソフトでも,何でも簡単に使えるようになります。しかし,ずっと以前にはインターネットという存在そのものがなく,すべてのコンピューターはネットワークから切り離されたスタンドアローンなものでした。そのため,ソフトウェアを購入してくるか,雑誌に掲載されているプログラムのコードを自分で入力するか,くらいしかソフトウェアを入手する手段がなかったのです。
 そんなわけで,半ば必然的に,プログラミングを始めるようになったワケです。

 とはいえ,作る目的がなければ,プログラミングはできません。
 プログラム自体が目的を創出してくれることはないので,プログラマーが目的を設定しておく必要があります(そしてその目的を達成するようにプログラムするわけです)。
 コンピューターを触り始めたころは,仕事で使うわけでもなかったので,ゲームを作って遊ぶことが目的でした。雑誌などに掲載されているプログラムも,ほとんどがゲームでした。ただ,作ったものを遊ぶことよりも,プログラムを作ること(打ち込むこと)及びそれによってゲームが動作するというのを体験することが楽しかったように思います。
 コンピューターの性能が向上するにつれて,数学的な問題を解くためにプログラミングをするということも増えてきました。そのような設問を掲載した雑誌も,だんだんと増えてきたように思います。実際に問題を解くことはほとんどありませんでしたが,その頃の考え方というものは,現在も問題解決のための手法という形で役に立っていると思います。