これまでIPアドレスの名前解決プロトコルとしてDNSが広く使われてきていました。
 自分もよく知らず最近知ったばかりなのですが,最近ではLLMNR (Link-Local Multicast Name Resolution)のほか,mDNS (Multicast Domain Name Service)が使われているようです。これらは全く別のものというわけではないようですが,LLMNRはマイクロソフトの実装,mDNSはアップルの実装ということで,相互運用性はありません。待ち受けポートも異なります。
 そのため,WindowsとmacOSで設定不要な名前解決をしようとすると,うまくいかないという状態になっていました。

 ところが,Windows10はLLMNRのほかmDNSもネイティブサポートされているとのことで,ファイアウォールの設定を変更すれば,特に何の設定をしなくてもmDNSで名前解決ができるようになるとのことです。
 たとえば,「windows」と「macos」というコンピューターがあるとして,windowsで「ssh macos.local」としてmacosにアクセスができるようになるわけです。

Bonjour for Windows不要!Windows10マシンに”.local”でアクセスしよう!(もぐてっく):
http://moguno.hatenablog.jp/entry/2015/09/12/100231

 従来は,WindowsからmacOSのコンピューターにアクセスしようとする場合,iTunesなどBonjour for Windowsがバンドルされたソフトウェアをインストールしなければなりませんでした。
 それが,Windows10になれば,それらをインストールしなくても「ホスト名.local」でアクセスできるようになる,というのです。

 さっそく試してみたのですが,結論的には,Bonjour for Windowsをインストールしなければ,名前解決をすることはできませんでした。
 原因は分かりませんが,macOSからwindowsをmDNSで名前解決することはできているので,Windows10は外部からのmDNSの問い合わせには応じるものの,自分からmDNSで問い合わせて名前解決をするということはしていないのではないか,と思われます。その原因が,何かのタイミングで設定が変わってしまったことによるのか,それともそもそもの仕様なのか,どちらなのかは分かりません。

 ということで,Windows10でも,まだBonjour for Windowsをインストールする必要はあるようです。
 余計なソフトウェアをインストールしたくない方は,Bonjour Print Servicesをインストールするのが最も軽いように思われます。

ダウンロード – Bonjour Print Services (Windows):
https://support.apple.com/kb/DL999?locale=ja_JP&viewlocale=ja_JP